Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center(NASA Photo ID AS11-44-6548 eol.jsc.nasa.gov)
司馬遼太郎氏が、大いに知的好奇心を刺激されたと評したことや、野口聡一氏が、この本に影響を受けて宇宙飛行士を目指しはじめたことは良く知られています。
また読者たち以上に、本書に登場する人物に起きた影響は実に多大で様々です。
ある者はキリスト教を捨て、ある者はキリスト教にますます傾倒し、ある者は精神に支障をきたしました。
しかし、一人として無神論者になった者はいないという記述の通り、この本には神を知る手掛かりが隠されています。
「人類の精神史に刻まれた1ページであり、顕現した神と邂逅した宇宙飛行士たち」
と私はこの本を評したいです。
特に、宇宙船内でしか活動していない飛行士と、船外に出て宇宙遊泳を行った飛行士との差は大きく、また、地球軌道だけしか経験していない飛行士と、月軌道に乗り、暗黒の大宇宙に浮かぶ小さくて丸い地球を見た飛行士とでは、精神に生じる衝撃が決定的に違うことが述べられています。
そして、物語は進化論へと及んでいきます。
人類が地球という住み慣れた惑星から、苛酷な環境である宇宙空間に飛び出していく歩みを、過去、海の中にしか存在しえなかった地球上の生物が、地上へと進んでいったことになぞらえているところも興味深いです。
「人類の精神史に刻まれた1ページであり、顕現した神と邂逅した宇宙飛行士たち」
と私はこの本を評したいです。
特に、宇宙船内でしか活動していない飛行士と、船外に出て宇宙遊泳を行った飛行士との差は大きく、また、地球軌道だけしか経験していない飛行士と、月軌道に乗り、暗黒の大宇宙に浮かぶ小さくて丸い地球を見た飛行士とでは、精神に生じる衝撃が決定的に違うことが述べられています。
そして、物語は進化論へと及んでいきます。
人類が地球という住み慣れた惑星から、苛酷な環境である宇宙空間に飛び出していく歩みを、過去、海の中にしか存在しえなかった地球上の生物が、地上へと進んでいったことになぞらえているところも興味深いです。
神とは何か? 進化とは何か? 人間とは何か?
を深く考えるきっかけをこの本は与えてくれます。
紹介図書
0 件のコメント:
コメントを投稿